韓国の検索事情

韓国のお客様はどう検索するか:Naver・Kakao・Google の違いと準備

要約:韓国のお客様に見つけてもらうには、同じ韓国語ページを二つの検索エンジンに向けて整えます。Google も Naver も、安定した URL を持ち、最初の HTML に韓国語の本文があり、固有のタイトルと説明を備え、サイトマップで取得できる韓国語ページを求めます。Naver サーチアドバイザーはさらに、サイトをホスト単位で登録し、meta タグか HTML ファイルで所有確認を行い、本文全体を含む RSS を受け付け、ロボットの訪問から最大一週間以内に検索へ反映すると案内しています。Google は本物の翻訳版どうしにだけ双方向の hreflang を求め、title を本文と同じ言語で書くよう求めています。メッセンジャーでの共有には Open Graph の設定が効きます。この記事のどの項目も順位を保証するものではなく、公開後に索引と問い合わせを確認する必要があります。

Foliroom 編集部 · · 更新 · 10分

韓国では検索の入口が一つではありません

日本では検索といえば Google ですが、韓国では Naver(ネイバー)が韓国発の検索サービスとして Google と並んで日常的に使われています。さらに、メッセンジャーの KakaoTalk(カカオトーク)で友人からリンクを受け取る、地図アプリで店名を探すといった行動が検索と同じ役割を果たします。各入口の割合は調査や時期によって変わりますので、この記事では数字ではなく、それぞれの入口が韓国語ページに何を求めるかを一次資料に基づいて整理します。

幸い、ページ側でやるべきことの多くは共通です。Google 検索セントラルも Naver サーチアドバイザーのウェブマスターガイドも、実際の問いに答える韓国語ページが標準的な HTML で読み込まれ、固有のタイトルと説明を持ち、ロボットが取得できるサイトマップに載っていることを求めています。違いは登録・所有確認と一部の報告ツールにあります。

Google と Naver の違いを一枚の表で

下の表は、韓国語ページを公開するときにそれぞれのツールから求められる事柄を並べたものです。出典はいずれも各社の公式文書で、2026-09-16 に確認しました。

項目GoogleNaver
登録の単位ドメインプロパティ(全サブドメイン)または URL プレフィックスホスト単位のみ。www.example.jp と kr.example.jp は別々に登録
所有確認HTML ファイル、meta タグ、Analytics、Tag Manager、DNS レコードHTML の meta タグ、または HTML ファイルのアップロード
受け付けるフィードXML サイトマップ、RSS・Atom、テキストファイルXML サイトマップと、本文全体を含む RSS
クローラーの名前GooglebotYeti
JavaScript への姿勢レンダリングは行うが、サーバー側での描画を推奨標準 HTML を推奨。全コンテンツが JavaScript で読み込まれる構造は、検索に反映されない原因として挙げる
言語の判定表示されるコンテンツから判定。翻訳版どうしには hreflang表示されるコンテンツと、固有の韓国語タイトル。重複には代表 URL か 301
反映の目安保証なしロボットの訪問後、最大一週間以内に反映と案内

Naver に韓国語ページを認識してもらうための準備

Naver サーチアドバイザーの「検索エンジン最適化の目的」は、十項目の手順を示しています(2026-09-16 確認)。日本の事業者に関わる点を抜き出すと次の通りです。

  • サイトの登録はホスト単位です。www.example.jp/ko/ のような下位ディレクトリは単独では登録できず、親ホストの登録に含まれます。kr.example.jp のようなサブドメインを使うなら、それ自体を登録して所有確認をします。
  • 所有確認は HTML の meta タグか HTML ファイルのアップロードで行います。トップページが JavaScript や meta refresh で転送されている場合や、確認用タグが frame の中にある場合は確認できません。
  • robots.txt で Naver のロボット Yeti の取得を許可し、ファイアウォールで遮断しないようにします。Naver はロボットの IP 帯が変わり得るため、IP による遮断ではなく robots.txt での制御を求めています。
  • サイトマップと RSS は「リクエスト」メニューから提出します。RSS には最新記事の本文全体を含めるよう求めています。サイトマップや RSS 内のリンクが相対パスであったり、登録したホストと異なるホストを指していたりすると収集されません。
  • ページの全コンテンツが JavaScript で読み込まれる構造、frame で囲まれた構造、JavaScript のみで表現されたリンク(onClick だけの要素)は、検索に反映されない原因として挙げられています。
  • ロボットの訪問後、最大一週間以内に検索へ反映されます。Naver の検索窓で site: に続けてホスト名を入れると、反映されているページを確認できます。

タイトルと説明については、Naver の「コンテンツマークアップ」ガイドが具体的です。個々のページの title はそのページの内容を明確に説明する文言にし、すべてのページを同じタイトルにしないこと、キーワードの繰り返しや無関係な宣伝文は不利になり得ること、description は一〜二文の短い段落にし、本文の貼り付けやタイトルとの重複は避けることが書かれています(2026-09-16 確認)。翻訳でよく起きる欠陥は、本文は韓国語なのに title だけ日本語のまま残るケースです。すべての韓国語 URL で title と meta description を確認してください。

Google が韓国語ページに求めること

Google 検索セントラルは、ページの言語を「ページの表示されるコンテンツ」から判定し、lang 属性や URL といったコード上の情報は使わないと明記しています(2026-09-16 確認)。同じ文書は、言語ごとに異なる URL を用意し、Cookie やブラウザ設定で言語を切り替える方式を避けるよう勧めています。Googlebot は通常米国から取得し Accept-Language ヘッダーを送らないため、ブラウザ設定に依存した切り替えでは韓国語版が見つからない可能性があるからです。URL は国別ドメイン、サブドメイン、下位ディレクトリのいずれでも構いません。

推定した言語に基づく自動転送も避けるよう求めています。すべての言語版が見られなくなる恐れがあるためで、利用者が自分で言語を選べるリンクを置くことが勧められています。W3C の言語ネゴシエーションに関する文書も、すべてのページに目に見える切り替え手段を置くよう求めています(2026-09-16 確認)。

韓国語ページが日本語ページの翻訳版であるなら、双方向の hreflang でつなぎます。Google の「ローカライズ版についての通知」によれば、ページ X が Y を指すなら Y も X を指し返す必要があり、言語コードは ISO 639-1、地域コードは ISO 3166-1 Alpha 2 に従い(ja、ko、ko-KR など)、地域コード単独は無効です(2026-09-16 確認)。翻訳版でないページ同士を hreflang でつなぐと、検索エンジンに誤った関係を伝えます。canonical は各韓国語ページが自分自身を指すようにします。

title については、Google の「タイトルリンク」の文書が、本文と同じ言語・文字体系で書くよう求め、一致しない場合は別のテキストをタイトルリンクとして生成することがあると述べています(2026-09-16 確認)。Naver の指摘と同じ結論です。

KakaoTalk と地図アプリでの見え方

韓国のお客様は、店の候補をメッセンジャーで家族や友人に送って相談することが多く、リンクの下に表示されるプレビューが第一印象になります。プレビューは一般に Open Graph タグから作られます。Naver のコンテンツマークアップガイドも、Open Graph はソーシャルメディアで共有される際に優先的に使われる情報であり、Naver のロボットもページの分析に使うことがあるため、併せて記述するよう勧めています。同ガイドは og:image について、150×150 ピクセルより大きく、縦横比が 3:1 を超えず、ページごとに固有の画像であることを挙げています(2026-09-16 確認)。韓国語ページには韓国語の og:title と og:description を設定し、日本語の値が残っていないかを確認します。

地図アプリについて、韓国語ページの側で確実にできることは表記の統一です。店名の韓国語表記、日本語の正式名称、住所、電話番号、営業時間を韓国語ページに併記し、地図サービスや予約サイトの情報と一致させておくと、お客様が別の経路で辿り着いたときに同一の店だと分かります。

公開前のチェックリストと、公開後の確認

  1. 韓国語 URL を JavaScript を無効にしたブラウザで開き、本文とメニューのリンクが表示されるか確認する。
  2. title、meta description、og:title、og:description が韓国語で、ページごとに異なっているか確認する。
  3. 韓国語ページの canonical が自分自身を指し、翻訳版でないページに hreflang を付けていないか確認する。
  4. サイトマップに実在する韓国語 URL だけを、登録したホストと同じホストの絶対 URL で載せる。
  5. robots.txt で Googlebot と Yeti の取得を許可し、プレビューや下書きには noindex を付ける。
  6. Google Search Console と Naver サーチアドバイザーの双方で所有確認とサイトマップ提出を行う。

公開後は、Naver の検索窓での site: 検索と、サーチアドバイザーの「サイト診断」を見ます。サイト診断は直近九十日間に収集されたページを、索引、収集制限、索引除外、SEO の四つに分けて示し、索引以外の三つは URL 単位で詳細を確認できます(2026-09-16 確認)。Google 側は Search Console を見ます。索引されているのに問い合わせが来ないページは、多くの場合説明の問題ですので、ページを増やす前にそのページを直します。

Foliroom について

Foliroom は承認済みの韓国語ページを、安定した URL を持つ保存済みの HTML として配信し、韓国語のタイトルと説明、本物の翻訳版どうしに限った hreflang、ページ自身を指す canonical を備えます。プレビューは認証の内側にあり noindex です。両ツールへの登録、所有確認、サイトマップの提出、レポートの確認はお客様側の作業です。Foliroom は順位やアクセス数を約束しません。Foliroom のウェブサイト・申し込み・管理画面は、日本語・英語・韓国語でご利用いただけます。

参考資料

本記事の内容は 2026-09-16 時点で確認しました。